IE9ピン留め

Things to be Happy about
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11月の茶花
<1>

椿(西王母)
萩(照り葉)

<2>

つわぶき
吉祥草
椿

<3>

灯台(どうだん)つつじ
椿(初嵐)
# by favoriteworks | 2011-11-28 16:47 | 観る、読む
刹那
「わたしは、あなたと永遠に会えなくなる前の刹那、
ここで、こうしてあなたと共に、過ごしています」

ずっと心のなかにあったそれが
気体が液体に、固体に変化するみたいに
とうとう言葉になり、明け方の夢にこぼれ出た

うれしいときにも、かなしいときにも、
怒っているときにも、どんなひとと会うときにも
この言葉を抱いていると、やさしい、静かな気持ちになれるのです








# by favoriteworks | 2011-11-17 10:39 | 想う
裏返る現実
10年まえに読んだ本を読み返していたら
好きな箇所は変わらずそこにあったけれど
忘れてしまっていたのか、そのときは気にとめなかったのか
あらたに好きな箇所を発見して、おもしろかった。

現実とその外側、や、日常とその外側、は靴下とおんなじで、
簡単にくるっと裏返る。
そうすると、それまで現実だと思っていたものが突然
非現実になり、非現実だと思っていたものがあっけらかんと
現実になり、日常だと思っていたものがいきなり非日常になり、
非日常だとばかり思っていたものが堂々と日常になるわけで、
それはもう驚きとか困惑とかいっている場合ではすでになく、
おっと、と小さくつぶやいて、あとはもうまるで何もなかったか
のようにそれを受け入れるより他にない。
ちょうど、夢からさめたときのように。
私は、現実や日常がくるっと裏返る、あの瞬間を愛している。

『泣く大人』江國香織


# by favoriteworks | 2011-11-16 22:21 | 観る、読む
Ripples and Angels
さざ波・・・天使たち・・・
雲に名前をつけながら、たのしく歩く。



# by favoriteworks | 2011-11-14 21:20 | 散歩
逆さ虹を観た午後


目のまえで起こっている現象に夢中になる
逆さ虹を観た午後

逆さ虹は、Circumzenithal arc(環天頂アーク)といって
雲の中に浮かぶ六角形の氷晶が、プリズムのようになって
虹のような光の帯が現れる大気光学現象のひとつなのだそう。

# by favoriteworks | 2011-11-13 23:55 | 散歩
Nightfall


過去は夕闇、未来は暗闇
いつもその境目にいて
いつかどこかで、は夢の話
たしかなのは、今ここだけ









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# by favoriteworks | 2011-10-24 09:52 | 想う
語りかける花

そのほか日本の美術をはじめ、今まで掘り下げられることのなかった
井戸がぐんぐん深くなってゆくような卓抜した文明批判、時には
度肝を抜かれ、時を忘れて私は一滴もこぼすまいと伺った。
人は何十年交際したからといって、ただ三回だからといって、
その方から受けたものの大きさ、深さは測れるものではない。

「瀉瓶三滴」より

歌人早川幾忠を偲んだ「瀉瓶三滴」は、最初に端を折ったページ。

それならば私は、色が混じり合うことを拒み、互いに補色し合い
助け合おうとしている色の法則性に従順でなければならない。
人もまた、他者との、かかわり合いにおいて他と混同することなく、
互いに調和を作り出してゆくことを、それは示唆しているのかもしれない。
「織色」より

縦糸の色と横糸の色を他者との関わり合いに例えた「織色」は
次に端を折ったページ。

感想などはまだ言葉にならない。ただ毎晩ベッドの上で読んでいる。
繰り返し、読んでいる。

染織家、志村ふくみさんの『一色一生』に続く随筆集
# by favoriteworks | 2011-10-22 23:37 | 観る、読む
10月の茶花
<1>

芙蓉(ふよう)
縞葦(しまあし)
水引草
花柳
白い花(未詳)

<2>

槿(むくげ)
水引草
藪蘭(やぶらん)
縞葦(しまあし)
花柳

<3>

吾亦紅(われもこう)
不如帰(ほととぎす)
水引草
そりだこ(泡立ち草)
白竜胆(しろりんどう)
# by favoriteworks | 2011-10-21 23:30 | 観る、読む
花を贈る人
花を贈るのが上手な人は女でも
どこか男前なところがある。

運転の仕方とか、服の趣味とか
人を喜ばせる方法とか
ひとりの時間を愉しむところとか。

# by favoriteworks | 2011-10-20 23:27 | 想う
Birds
鳥の絵葉書をテーブルに並べて
さっきから眺めている

言葉をひとつも書かずに投函しても
想いが伝わるような気がしている

「鳥のルートとはそうしたもの
常に沈黙ではじまる」
(ashes and snow)








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# by favoriteworks | 2011-09-27 15:58 | 想う
legni e spezie
花の香りより好きなのは、木の香り。
それも少しだけスパイシーなのが
肌寒くなる季節の愉しみ。







# by favoriteworks | 2011-09-23 22:22 | others
9月の茶花
<1>

芙蓉(ふよう)

<2>

槿(むくげ)
水引草
藪蘭(やぶらん)
縞葦(しまあし)


<3>

槿(むくげ)二色、ひとつは蕾
千両(まだ青い)
藪蘭(やぶらん)実つき
水引草





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# by favoriteworks | 2011-09-22 16:24 | 観る、読む
月夜の晩に







暗い路地に灯る小さなあかりに惹かれて
十五夜の晩に訪れた料理屋さんは
古民家を再生させた近所の異界。
昭和の空気。
夢だったのかも。

もう一度行ってみたら、廃墟だったりして
朝、夫が呟いた。



# by favoriteworks | 2011-09-12 23:11 | food
Forrest Rain
キールズのForrest Rainが廃番に。森に降る雨。
好きな名前と香りがひとつ、この世から消えた。





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# by favoriteworks | 2011-08-31 22:07 | 纏う
DeadSee, 2005 / Siglit Landau




横浜トリエンナーレ2011 OUR MAGIC HOURで
その螺旋に引きずり込まれるように、立ち尽くした。
イスラエルのアーティスト、Siglit Landau(シガリット・ランダウ)
の夢のように美しい映像作品、DeadSee(死視)の前で。

水面に浮かべられた500個のスイカが、250メートルのコードで繋がれ、
渦を描き、作家ランダウ自身も螺旋の層の中に閉じ込められるように
浮いている。渦は次第にほどけていき、最後は青い水面だけが残る。

ただじっと見入っていた。この自然なフロート感覚は、Dead Sea(死海)
の塩分によるものだ、Dead SeaとDeadSee、同音異義のおもしろみを
感じながら見入っていた。タイトルの意味するところはまだわからない。

伸ばした手の先にある割れたスイカの美しい赤が強く印象に残る。
「傷ついて、赤く、剥き出しの、わたしのように」とランダウは言う。

DeadSee, 2005 / Siglit Landau









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# by favoriteworks | 2011-08-19 23:40 | 観る、読む
盗まれたレンブラント
「盗まれたレンブラント作品を教会で発見
犯人は盗難が大きなニュースとなったため、
売却するのも難しいことに気付いたのではないか」
米ロサンゼルス CNN (2011.8.17 10:42)


のニュースに、べつの想像をしてしまった。

それは、盗み出したレンブラントの絵画を、
癌に侵された妻のベッドの上に掛けた男、
リチャード・ナーワルの話。

彼は妻と一緒に過ごした人生のひとこまひとこまを綴った手紙を
毎日のように妻に宛て、郵便局へ出しに行った。

毎朝手紙が届くと、ふたりはレンブラントの下に横になって、
声をそろえて読んだのだった。
すると一通ごとに、日ごとに妻はよくなっていき、一年後に
元気を取り戻したという。
そして366日後、ブライダルヴェールのシルクで包まれた絵画が
美術館へ送り返された。



それはコルベールのashes and snow 『手紙で綴られた小説』
のなかの、わたしが気に入っている話のひとつです。








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# by favoriteworks | 2011-08-17 16:40 | 想う
ペルセウス座流星群の日
窓辺に置いた脚立からしばらく眺めていた
夏の夜空。

月が明るすぎて、彗星はひとつも
捉えられなかったけれど、
見えない流星群の中に輝いている月と
その時間は、悪くなかった。







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# by favoriteworks | 2011-08-13 01:28 | 観る、読む
うつくしく、やさしく、おろかなり
長く生きていれば病のひとつも患う。
けれどわたしは変わらぬわたしのままで
こうして今しばらく生きることを赦されている。

このごろは、人生の意味を考えるようになった。
わたしは、なんのために生かされているのだろう?

すると江戸の人が答えてくれた。
なんのためでもいい。
とりあえず生まれて来たから、
いまの生があり、そのうちの死がある。
それだけのことだ。
人生の意味を問うなんて野暮だった。
生意気だった。青かった。

すべからく経済の世、風の流れぬ里となって久しい現代では、
年相応に老け衰えつつ、それなりの人生を死ぬまで生きる
というあたりまえのことが遠くなった……と
杉浦日向子さんは江戸のフィルタを通して語りかけてくる。

『うつくしく、やさしく、おろかなり 私の惚れた「江戸」』
杉浦日向子/筑摩書房








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# by favoriteworks | 2011-08-11 00:30 | 観る、読む
夏の雨
夕方、突然の驟雨に見舞われる。
カフェは満席、商店街は喧騒のなかにある。
ひとつ、雨宿りにいい場所があった。
それは図書館。
静かで、無料で、冷房は効き過ぎていない。
すわって、閉館ちかくまで本を読む。
日が射したかと思うと強く、
雷鳴がとどろいたかと思うと弱く、
いつまでも降りやまないので仕方なく濡れて帰る。

何度こんなふうに、雨に降られたことかと思う。
いくつもの記憶の向こうに、夏の雨が降っている。








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# by favoriteworks | 2011-08-09 21:36 | others
小村雪岱
泉鏡花『遊里集』装幀

描かれる人物は人形あるいは仏像のような顔をしている。
「個性のない人物、これが私の絵の特徴で……」と言っている。

では個性のない人物を描いてどこに興味を置いてゐるのかといへば、私はあの能面の持つ力に似たものを希(ねが)つてゐるのです。能面は唯一つの表情です。しかし演技者の演技如何によつては、それがある場合は泣いてゐるようにも見え、またある場合には笑つてゐるようにも見えます。つまり私は個性のない表情のなかにかすかな情感を現したいのです。それも人間が笑つたり泣いたりするのではなく、仏様や人形が泣いたり笑つたりするかすかな趣を浮かび出させたいのです。『小村雪岱作品集』小村雪岱 / 阿部出版株式会社


それは、見る者の心情如何によっても、いろいろに見えるということ、
空想に遊ばせてくれる余白を意識的に備えた芸術ということでもある。

本の装幀、きものの意匠も美しい。
紙や、絹織物のうえに息づく、美について想う。



こぼれ松葉






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# by favoriteworks | 2011-08-08 09:51 | 観る、読む
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