松浦弥太郎さんの愛用する100の品。
知らないものもあれば、よく知るものもあった。
どれも気持ち良さそうなものだと思った。
松浦さんのNYやサンフランシスコ、
アメリカの田舎の話を読むといつも、
空気の匂いが変わるのを感じて目を閉じる。
わたしもそこにいたかもしれないと思う。
全体を通して何か、とても共感してしまったのは
自分と好きなものが似ている、ということではなくて
好きになる過程、あるいは条件のようなものが似ている
ということ。
誰がそれをつくったか、デザインしたか、
あるいはどのような縁でそれを入手したかといった
ものの奥に存在する人とのつながりを大切に想っているところ。
たった一枚の紙切れでさえも。
好きな一文。
本を読むことは独りで旅にでることであり
旅をすることは独りで本を読むことである
『日々の100』松浦弥太郎/青山出版社