<   2008年 09月 ( 7 )   > この月の画像一覧
彼岸花
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彼岸花。曼珠沙華の花。
小さい頃から、好きな花のひとつ。
友達が「不吉な花」といったので
怖いような気持ちにもなったけれど
怖いものに惹かれることもある。
ちょっと冒険して遠出した畦道や
薄暗い小さな祠のあるところに
夢のように群生しているのを
いつまでも眺めていた。
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by favoriteworks | 2008-09-30 23:26 | 散歩
中秋の名月
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ほんとうは明晩が満月だそうで
今夜は14番目の月。夜更しをしています。

さっきからずっと鳴いていた鈴虫も、
寝静まってしまったようです。
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by favoriteworks | 2008-09-14 00:34 | 観る、読む
夕化粧
こんなにいろいろな色があるとは知らなかった。

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夏の夕方、おしろい花が咲き乱れているところで
それを知った。こんなに香りが漂うということも。
しばらく佇んで眺めていた。
カメラを持ってでかけ、咲いているときになかなか
出合えなかったことで、もうひとつわかったことがあった。
おしろい花は夕方しか咲かないということ。
夕化粧、という別名があるということを。

子供のころ、庭のおしろい花の種をつぶして
人形遊びのためのおしろいを採った。
祖父が庭の植物を絵の具でひとつひとつ描いて
種をいれる袋をつくってくれた。
そんなことを思い出したからかもしれない。
夢の中に数十年ぶりに出てきた祖父は
わたしに「思い出を買いたいんだよ」と言って
おこづかいをくれた。よくわからないけれど
目覚めたとき、やさしい気持ちに包まれていた。
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by favoriteworks | 2008-09-14 00:30 | 散歩
高層階から空を眺める
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空に浮かぶ蛍光灯の群を見ていたら
ずっとずっと東にある街に行きたくなった。
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by favoriteworks | 2008-09-14 00:28 | 想う
きもの美
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日本のきものは、めまぐるしい流行がなく、古くなればなるほど
よくなる美術品なみの特徴がある、ということを白洲正子さんの
『きもの美』で読む。洋服は消耗品だけれど、きものは違う。
時間を味方につける、と言っておられたのは糸井重里さんだったか。

「いいものは、あきが来ない。
きもののもう一つのたのしみは、季節のかわり目に、
箪笥をあけて、防虫香のかおりとともに、去年のきものを
取り出すとき、まるで新しいもののように感じることでしょう。
ほんとうに「衣更え」という、新鮮な気持ちがするものです。
それに比べたら去年の洋服は、冬の扇のように味気ない。
(中略)
昔から、きものは人間の肌身に一番近いものとして、
ひいてはその人自身のように思われた例は少なくありません。
「形身」といえば、きものを意味するのも、そのことを物語って
いると思います。だから、きものに対する概念とか態度が、日本
の場合は、ぜんぜん違う。
単に消耗品としてではなく、祖先の魂を身にまとうものとして、
大事に扱ったのも故なきことではありません」

きもの美 選ぶ眼 着る心
白洲正子
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by favoriteworks | 2008-09-01 15:31 | 観る、読む
小袖
サントリー美術館
小袖 江戸のオートクチュール
KOSODE:haute couture KIMONOS of the Edo Period

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十二単の時代の「広袖」の、もとはその下に着ていたという
「小袖」は袖口が小さい着物。
江戸時代のお姫さまたちが袖を通したであろう
自然の情緒を贅沢に施した小袖が、薄暗い展示室に並ぶ。

その意匠は魅力的であると同時に意外にも自由で
斬新なところがあって、目をみはらずにはいられない。

水葵、萩、野菊など秋の草花、風雪や雀の意匠には
かなり心惹かれるものがあった。
しばらくの間、300年前の模様を外の世界に探して
彷徨ってしまいそうだ。

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この世にたった一つしかない、トラディショナルなもの。
きものが、いっそう好きになる。
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by favoriteworks | 2008-09-01 15:21 | 観る、読む
猛犬出没
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玄関を上がったところで目の前に
猛犬出没、と描かれた枡に出合う。

古民家のカフェのひとは楽しそうに
ここから先は立ち入りご遠慮ください
の意味なのだと笑いながら教えてくれた。

それはまるで露地に置かれた関守石のように
どしりと構えながらもお茶をのみに訪れたひと
を静かに見守っている。
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by favoriteworks | 2008-09-01 15:20 | 散歩