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きもの随筆
幸田文や森田たまが、きものについて書いた本で
祖母や伯母から聞きそびれたことごとを知ったり
なるほどと思ったりしながら、明治や大正の女性と
きものについて、面白く読んでいる。

幸田文より森田たまのほうが安心して読める。
なんとなく。

古いきもののように染みが浮いた本は
森田たま、旧カナづかいの『きもの随筆』。

興味を惹かれるのは、きもののあれこれだけではない。

「私は水一杯のむのにしても地下室のレストランより
厄介でもエレベーターに乗ってできるだけ高いところへ
行って飲むのが好き」というのには妙に心動かされた。

新宿の高野よりも、マツダビルの上のニューグランド。
それがどんなところなのか想像するより他ないが
大丈夫、思い浮かべることができる。

「高野では空が見えない。都会の空にうつすりと
かかつた夕月など見る事はできないのである」

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by favoriteworks | 2009-05-20 21:41 | 観る、読む
鉄線(てっせん)
てっせんを探しているのだけれど見つからない
と唐突に言ったら、そう、見つからないのよね、と
すぐさま同意してくれるひとが傍にいた。

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by favoriteworks | 2009-05-11 21:39 | others
酒井抱一
店じまいをする古書店があったので
ふらりと立ち寄って買い求めた小説に
抱一や羊遊斎が出てきた。骨董品として。

非常に魅力的に書かれてあったので、いったい
どんな感じなのだろうと思っていたある日、
美容室の待合で「大琳派展」のカタログを手にした。

そこで目にした抱一の絵に、すっかり魅せられてしまった。
過去に見ていたかもしれないが、そのときにはまだ自分の中に
こういう感覚を持つ準備が調っていなかったのだろう。

きものや帯や襦袢や櫛に、こんな絵柄があったなら
それは夢のように素敵なことだろう。

殊に好きなのは、風に吹かれ雨に打たれたような
秋草の絵。いま、一番好きな画家。

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by favoriteworks | 2009-05-10 21:31 | 観る、読む